【カメラ初心者】フルサイズとAPS-Cの違い

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フルサイズとAPS-Cの違い

フルサイズとAPS-Cの違いは、センサーサイズです。イメージセンサーの大きさによって、写真の「ダイナミックレンジ」「ボケ」「画角」「レンズの種類・値段」が変わってきます。

センサーサイズ比較

フルサイズが一番大きくて、次にAPS-Cなんだね

センサーサイズは、イメージセンサーの大きさです。一般的なカメラは「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」の種類に分かれたイメージセンサーを搭載し、iPhoneなどのスマホカメラには1型が内蔵されています。

センサーサイズを比較すると、フルサイズの一眼レフやミラーレスが高画質の写真を撮影できるのが一目瞭然。センサーサイズはレンズの焦点距離や画角にも影響し、例えばAPS-Cの場合、レンズの焦点距離を約1.5倍(キャノンは1.6倍)でフルサイズに換算します。

イメージセンサーの役割

コスプレ向きの写真はフルサイズって覚えておけばOK!

イメージセンサーは、光を受け止める壁(撮像素子)です。カメラで写真を撮れる仕組みは、暗闇に光が差し込むと外の風景が反転して写るのを利用をしています。

この、外の風景を映し出すのがイメージセンサーの役割です。イメージセンサーが大きいほど細かい箇所も繊細に写るため、ノイズが少ない綺麗な写真を撮影できます。

フルサイズとAPS-Cを比較

ダイナミックレンジ

日差しの強い夏場は白飛びが起きやすい!

フルサイズとAPS-Cを比較すると、ダイナミックレンジの幅に大きな差が出てきます。センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるため、情報量の違いにより、フルサイズの方が人物や風景を高画質で再現できるほか、夜景なども明るく撮影できます。

コミケやコスサミなど、大型のコスプレイベントは夏に開催されるため、明暗部の段階を調整し、白飛びや黒つぶれを抑えられるのは大きなメリットです。

ボケ

焦点距離が違うから、フルサイズの方がボケの強い写真が撮れるよ!

フルサイズとAPS-Cでは、フルサイズの方が背景をボカした写真を撮りやすいです。カメラの基本テクニックとして、被写体に近づくほど背景がボケやすいため、コスプレやポートレート撮影に向いています。

特に、人が密集しているコミケは背景がボケた写真が重要です。通行人や周りのカメラマン、荷物など写したくない物が多いのでボケの強い写真が欠かせません。

画角

APS-Cだと望遠気味に拡大されるんだね

フルサイズとAPS-Cは、レンズの焦点距離や画角にも影響し、撮影範囲が変わってきます。センサーサイズが大きいほど光が入り込む範囲が増えるため、APS-Cはフルサイズよりも約1.5〜1.6倍拡大した画角になり、これが先ほどお話した背景ボケの強い写真が撮れる理由です。

大型のコスプレイベントほど人が密集しているので、レイヤーさんと距離を調節できません。全身を写した広範囲の写真を撮るには、フルサイズの方が有利な場面が多いです。APS-Cではどうしてもバストアップの画角が増えてしまい、トリミングする構図にも影響します。

レンズの種類・値段

APS-Cの方が低予算で機材が揃うのがメリット!

フルサイズとAPS-Cでは、装着できるレンズの種類が違い、APS-C専用のレンズは基本的に安い価格で購入できます。ただし、写真を撮っているとクオリティの高い写真を求めて、いずれフルサイズに乗り換えたくなります。

コスプレイベントに参加していると、周りのカメラマンさんが使っているカメラやレンズを見る機会が多く、性能差を比較しやすいです。いざ乗り換えたくなった時に、APS-C専用レンズはフルサイズには装着できないので注意しましょう。

コスプレ写真に向いているのは?

フルサイズがおすすめ

コスプレイベントで有利
高画質の写真を撮れる
背景ボケが強い
被写体の全身を撮影可能
カメラとレンズの値段が高い

コスプレ写真をハイクオリティで撮影したい場合は、フルサイズのカメラがおすすめです。大型のコスプレイベントほど有用性が高く、基本的な性能面でフルサイズの方が優れています

あえてデメリットを挙げると、フルサイズを搭載しているカメラは価格が高いです。ただし写真を撮っていると、クオリティの高い写真を求めてフルサイズにいずれ乗り換えたくなります。

APS-Cを購入する意味

カメラやレンズが安い
遠くの被写体を撮りたいに有利
スマホよりハイクオリティの写真撮影
フルサイズと比べると基本性能で劣る

APS-Cを購入するメリットは、コスパに優れている点です。スマホと比較すると、クオリティが大きく向上した写真を撮れるため、とにかく低価格でカメラが欲しい方に向いています。

また、遠くの被写体を撮りたい場合はAPS-Cが便利です。コミケの防災公園は囲み撮影が多く、レイヤーさんに近づけません。同じ焦点距離のレンズでも望遠で撮影できるため、値段の高いズームレンズを抑え、フルサイズとAPS-C2台持ちで使い分ける人もいます。

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